【番外編①】

【番外編①】 未分類
Photo by Monica Silvestre on Pexels.com

【鬱ブログ】鬱のあたしのある1日

〜リアルすぎて誰にも見せたくなかった日常〜


AM 6:30|目覚ましが鳴る。止める。寝る。

薄暗い部屋の中、目覚ましが鳴る。
でも起きない。止めて、また布団にもぐる。

「今日もムリだわ…」
それが一番最初に頭に浮かぶ言葉。

昨日こそはシャワー浴びようと思った。
LINEの返信も、あの人にだけは返そうと思った。
でも全部できなかった。
そんな昨日を抱えて、今日が始まる。


AM 9:00|心がずっしり重い。まるで鉛。

太陽が部屋を照らしはじめるころ、私はまだ布団の中。
天井を見つめながら、何度も深呼吸。

「何かしなくちゃ」
「でも、なにをしても意味がない気がする」

焦る。でも、体が動かない。
“ただ存在してる”だけでエネルギーが減っていく。

SNSを見ると、みんな輝いてるように見えて
画面をすぐ閉じる。
今の自分が、何を見ても否定される気がして、辛い。


AM 11:00|やっと布団を出る。でも、床に座り込む。

トイレに行きたい、でも立ち上がるのが億劫すぎる。
なんとか出るけど、鏡を見た瞬間に自己嫌悪。

「なんでこんな顔してるの?」
「私はどこで止まったままなんだろう」

洗顔もせず、冷たいフローリングにそのまま座り込む。
こういう日、何回あっただろう。
もはや“日常”になってしまってることが怖い。


PM 1:00|お菓子で罪悪感。ご飯は心をつつく。

空腹は感じる。けど、作れない。
冷蔵庫を開けると、「作らなきゃ食べられない、健康そうなもの」が入ってて、なんだかそれすら責められてる気がして閉めた。

結局、買いだめしていたお菓子でごまかす。
こんなんじゃ心も体も満たされない。また涙がこぼれる。

「こんな食生活してたら、またダメになる」
それでも、何かを口に入れるだけで“まだマシ”だと、自分に言い聞かせる。


PM 3:00|洗濯物を見て固まる。

2日前から干しっぱなしの洗濯物。
乾いてるのに取り込めない。
“ただそれだけの行動”ができない自分に、心がまたチクチク。

だけどあたしは、この瞬間に気づいたの。

「これ、できないんじゃなくて、“やる意味”を感じないんだ」って。

未来が見えないと、今日やる意味がわからなくなる。
それが鬱の怖さよね。
やる気じゃなくて、“意味”が消えるの。


PM 6:00|外の音に泣きたくなる。

誰かが笑ってる声がする。会社から帰宅したのだろう、自転車を止める音がする。
夕飯の支度をしてる音。子どもたちの笑い声。

「私は、人生から取り残されてる気がする」

外の世界が遠すぎて、自分が幽霊みたいに感じる瞬間。
“社会”という場所に帰れる日はくるのかしら?
ただ暮らすことが、こんなにも難しいなんて。


PM 8:00|何もしてないのに、1日が終わる。

「今日は何をした?」と聞かれたら、何も言えない。
だけど、心の中は嵐だったのよ。

焦り、罪悪感、無力感、虚しさ、後悔。
何もしてないようで、ずっと戦ってたの。

だからあたしは、そんな自分にこう言いたいの。もちろん言えない日もあったけど。

「今日も、生き抜いたね。おつかれさま」


PM 10:00|「明日は起きられるかな」と思いながら寝る

シャワーは浴びれなかったけど、
歯だけはなんとか磨いた。

明日もきっと、似たような1日になるかもしれない。
それでも、「また朝が来る」ことが
ほんの少しだけ、希望でもある。

布団にもぐって、スマホでママのブログを読んでくれたあなた。

ねぇ、それだけで、あなたはもう“生きてる力”を使ってるのよ。


🕊️おわりに:誰にも見せたくない日々に、光をあてる

この1日は、誰にも言えなかった。
でもね、こういう日を重ねながら、
あたしは少しずつ回復していったの。

“回復”っていうのは、
「元に戻る」ことじゃなくて、
**「新しい自分に出会う旅」**なのよ。

そしてあなたも、今その旅の途中。


💌次回の番外編は「誰にも言えなかった“鬱の悩み”相談ベスト3」よ✨
またあたしと語り合いましょ。
コメント欄でそっと「私も」って言っていいのよ。
ここは、あなたを否定しない場所だからね💖

コメント

タイトルとURLをコピーしました