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高校で“SNSで話題のお菓子”で14人搬送事件──遊びのつもりが緊急搬送!【ザ!世界仰天ニュース】

テレビ

■事件概要:学校に鳴り響くサイレン、搬送される生徒たち

2024年7月16日、東京都大田区にある都立六郷工科高校で、衝撃的な「食品による集団救急搬送事件」が発生しました。

休み時間中、一人の生徒が持参していた「18禁 激辛ポテトチップス」を配布し、1年生15人が軽い気持ちでチャレンジ。ところが、その直後から次々と口の灼熱感・吐き気・腹痛を訴え、最終的に14人が救急搬送されるという前代未聞の事態に発展しました。

救急車のサイレンが鳴り響き、担任・保健室・近隣住民までもが騒然となる光景は、まるで事件現場そのもの。生徒たちは意識こそはっきりしていたものの、車椅子で運ばれる姿やうずくまる様子に、学校全体が緊張に包まれました。


■問題の商品とは?「18禁 激辛ポテトチップス」

この事件の元凶となったのは、市販の「18禁 激辛ポテトチップス」。
パッケージには「絶対に18歳未満は食べないでください」と赤文字で明記されており、使用原料には世界トップレベルの辛さを誇る「ブート・ジョロキア(Scoville値:約100万超)」が使われていました。

メーカーの公式サイトでも、

  • 胃腸の弱い方や妊娠中の方は絶対NG
  • 水では洗い流せない刺激
  • 食後すぐの運動・入浴は避けてください

など、異例の注意喚起がされており、“食品”というより“試練”に近い商品だったことがわかります。



■なぜ食べたの?高校生の“遊び心”が命を脅かす

問題なのは、この商品が学校という“教育の場”に持ち込まれたということです。

SNSでは「バズるかも」「おもしろ動画撮ろう」などの軽いノリで激辛チャレンジ動画が人気を集めています。TikTokやYouTube Shortsなど、短時間で再生回数が稼げる時代背景の中で、「危険な遊び」が無自覚に拡散される傾向があります。

この事件も例外ではなく、「ちょっとだけなら大丈夫でしょ」「みんなやってるし」という空気感が、15人という集団行動を生み、最終的に14人搬送という“集団パニック”を引き起こしました。


■医師が警鐘:粘膜損傷・呼吸障害・命の危険も

搬送された生徒のほとんどは、症状として激しい舌や喉の痛み、胃のむかつき、めまい、嘔吐などを訴えていました。

医師によれば、ジョロキアに含まれるカプサイシンは強烈な神経刺激物で、体質や体格によっては粘膜損傷・気道閉塞・呼吸困難・アナフィラキシーなどの危険を引き起こすとのこと。特に成長期の子どもには深刻な影響が出やすく、命に関わるケースも十分あり得るそうです。


■過去にもあった!激辛食品による事故

このような「激辛チャレンジ」による事故は、実は世界的に問題視されています。

  • 2023年 米マサチューセッツ州:14歳の少年が激辛チップスを食べた直後に死亡。心肺停止の原因は極度の刺激によるショック症状とみられる。
  • 2019年 日本の高校文化祭:激辛ソース入りドリンクを飲んだ生徒9人が搬送。うち2人は入院。

このように、過去にも「遊び半分」のつもりで手を出した結果、深刻な健康被害や命の危険に発展している事例が複数報告されています。


■学校・家庭・社会ができること

この事件を「ただの笑い話」で終わらせてはいけません。

【学校側の課題】

  • 校内への「危険食品」持ち込み制限の徹底
  • 食品に関する安全教育の強化
  • SNSリテラシーの授業拡充

【保護者の役割】

  • 食品の買い与え方・内容チェックの徹底
  • “挑戦動画”に対する危機意識の共有

【社会全体の意識改革】

  • 食品メーカーによる警告表示の強化
  • 過激なSNSコンテンツへの警鐘
  • YouTuberやインフルエンサーの責任ある発信

■まとめ:その“ひと口”に、命を賭ける価値はあるの?

「ちょっと食べてみたい」「面白そう」「バズりたい」――
その気持ちはわかります。でも、激辛食品は“お菓子”の顔をした“危険物”になり得るのです。

若さゆえの無鉄砲さは、時に笑い話で済みません。命に関わるリスクを背負ってまで、あなたは一体何を得たいのか?

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