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【首都圏情報ネタドリ!】見逃し。「子供のいない人生」を語りだした女性たち

テレビ
母になりたくない。子供がいない人生でもいい。

今まで言えなかった事を話し出した女性たちがいる。今夜は【首都圏情報ネタドリ!】で放映された、彼女たちの言葉をまとめてみました。

子供を持ちたいか?語りだした女性たち

将来子供を持ちたいか?というアンケートに対し、

  • 持ちたい 37.2%
  • 持ちたくない・いなくてもよい 35.7%
  • 考えたことはない・わからない 27.1%

という結果が出ています(2024年11月、15~45歳までの一般女性調べ)。

私自身、幼少期のトラウマから子供を持つこと自体を拒否し続けてきました。だから長いこと結婚も考えてこなかった。結婚すれば「子供は?」と絶対言われる。それが嫌だった。こんなに同じ思いをしている人がいるなんて、今までどこに隠れていたのだろう。

そんな中話題のエッセイ集が出ました。月岡ツキさんの「産む気もないのに生理かよ!」です。自分が子供を産みたいと思わない理由について赤裸々につづられています。

月岡ツキさんは現在31歳。夫とは子供を持たない選択で一致し、「DINKs(仮)」(Double Income No Kidsの略で、夫婦共働きで子どもを持たないことを選択している夫婦を指します。子どもを望んでいない、または事情があって子どもを持てない夫婦も含まれますが、あくまでも自分たちの意思で子どもを持たないと決めた夫婦がDINKsです)を自称しています。

現在の母親には一人で背負わされるものが多すぎる。産むことも、育てることも、そのために稼ぐことも、すべての責任を背負い、なんとか日々を回している母親ばかりに見える。尊敬するが「私にもできるはず」とは到底思えないし、やりたいとも思わないので母になっていない

子供を持つか持たないか、考えるとき、まっさきに考えるのは月岡さん自身のお母さまの姿でした。

母親が自分の楽しみのためにだけ動いているのを見たことがなかった

子育て中の母親に対し、社会の風当たりが強いことも、戸惑う要因のひとつだったとも仰っています。

それでも「子供を産んだほうがいいのかな」の波が押し寄せるときもあるそうです。

自分はやるべきことをやっていない未熟な存在で、子供の養育という義務を果たさずに暮らしている自分勝手な人間なのではないか?

産まない選択の連続は、浮かんでくる罪悪感を打ち消すことの連続でもある。私はこのまま子供を持たない自分を、いつか承認できることができるのだろうか?

自問自答を続ける一方で、子供を持たないことに理由を求められる社会に対しても疑問を持っています。

共感する女性たち

月岡さんの著書イベントに参加したのは約80名。子供のあるなしにかかわらず、共感の輪が広がっています。

「本当にこう(母になる)なりたいのか、あまりモデルがいないところでつまづいている」
「母として生きていくだけの人生になるのは心配だなと思っていたけど、なかなか口に出せなくて、肯定された気がした」
「やっとこれを言葉にしてくれる人がいた。ありがとう」

ここでまたアンケート。子供を持ちたくない理由について。

  • 経済的な負担が大きい 42.8%
  • 自分の自由な時間や生活を優先したい 37.2%
  • 出産・育児に自信がない 35.4%
  • 子供のしつけなどストレスが増えそう 35.4%
  • 給与水準が低く経済的余裕がない 28.2%
  • 子供が好きではない 25・4%
  • 子供が健康的に育つか不安 21・5%
  • 子供の将来を取り巻く社会に不安 19・9%

他にもこんなグラフもありました。

若年であるほど、子供のいない人生を考えている人が多いのがわかります。

「子供がいない人生」生きづらさのワケは?

番組では「子供がいない人生」を選んだが故に、生きづらさを感じている人が多いことも取り上げられています。

「(子供がいる人といない人とで)扱いが違う、差別されていると思うと本当に嫌になります。もう少し気にしてくれたら、心穏やかにいられる」
「今社会全体の空気が子供を持つべきだよね、持ったほうがいいよね(という感じ)。持つための支援が拡充することで、自分たちは気にされない存在なのかな(略)それで肩身が狭い、生きづらい」

「子供のいない人生」自分らしく生きるには

番組の最後では、あえて「子供を持たなかった」(不妊治療の結果出来なかった方もいますが)ことで自分の夢ややりたいことを見つけた人たちの紹介をしていました。

「子供がいないから私はこれが出来る、自分のことだけじゃなく、人の為にも動ける」
「自分らしく、人生一度きり。楽しく生きたほうがいいと思う」

おわりに。認め合える社会とは

子供を持つ、持たない。結婚する、しない。どれを選んでも人生は等しく一度きりです。誰もが自分の人生を誇れるように。多様化の時代、すべての人の人生が尊重されるようになることを祈りつつ、今夜は筆を置きます。

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