はじめに
今週放送のテレビ東京『カンブリア宮殿』には、コメ兵ホールディングス代表取締役社長・石原卓児さんが出演されます。フリマアプリ全盛の時代においても、中古ブランド品のリユース市場で圧倒的な存在感を放つコメ兵。その成長を牽引してきた石原社長の経営哲学や、企業としての強みについてご紹介いたします。
コメ兵ホールディングスとは
会社概要
コメ兵ホールディングスは1947年の戦後間もない頃、石原卓児さんのおじい様が名古屋の商店街に呉服の古着屋を立ち上げたところからスタートしました。そこから会社が少しずつ成長し、15年ほどで家電や家具等さまざまなモノを扱う総合リユース店のような形になりました。バブル期には百貨店や路面店にブランド品が並ぶようになったことで、コメ兵もブランド品を扱い始めました。そして現在、ブランド品、時計、宝飾品などのリユース事業で業界トップを走り続けています。
店舗数の最新情報
2025年3月末時点では、国内外で合計301店舗を展開しています(国内273店舗・海外28店舗)。また、KOMEHYOブランドだけでも約197店舗が稼働しています。
数年前は「88店舗」とされていた時期もありましたが、現在は大幅に拡大し、過去最高の売上高1,500億円を突破しています。
石原卓児社長の経歴と人物像
経歴
- 1972年9月21日生まれ
- 英国暁星国際大学卒業後、MBAを取得
- 1996年、大手家電量販店ヨドバシカメラにて約2年間従事したのち、1998年コメ兵に入社し、カメラ売場に配属。
- 店舗長、営業企画、WEB事業室長を歴任
- 2013年に4代目社長に就任
- 2021年4月リユース業協会 会長も務める
経営方針とビジョン
石原社長は「現場第一主義」「お客様視点」を大切にし、企業理念として「One for all, All for one」を掲げています。
従業員一人ひとりの意見を反映するボトムアップ型の組織づくりを進め、リユースを単なる取引ではなく“文化”として社会に根付かせることを目指しています。
コメ兵の年収事情
平均年収とレンジ
- 平均年収:469万円〜535万円程度(口コミベース)
- 過去の有価証券報告書:545万円(2020年度)
- 販売職(25歳前後):400万円台
- マネージャー以上:600万円台
社長の年収
社長・石原さんの具体的な年収は非公開ですが、企業規模や業績を考えると相当高額であると考えられます。
カンブリア宮殿の見どころ
今回の『カンブリア宮殿』では、店舗数や売上を大きく伸ばした石原社長の戦略が明らかになります。現場の声を大切にし、社員やお客様との信頼関係を築きながら成長してきた背景は、多くのビジネスパーソンにとって学びになるでしょう。
まとめ
石原卓児社長は、コメ兵ホールディングスをリユース業界のトップへ導いた立役者です。現場重視の姿勢、社員との一体感、サステナブルな社会への貢献意識は、これからの時代に必要な経営モデルといえます。
『カンブリア宮殿』の放送を通じて、その魅力や戦略をぜひ感じ取ってみてください。
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