中村七之助さん結婚。元芸妓との静かで確かな「縁」
2025年4月18日、歌舞伎俳優・二代目中村七之助さんが結婚を発表しました。
41歳という節目での決断、お相手は京都・宮川町の元芸妓。華やかな芸能界の中にあって、どこか静かな、しかし凛とした空気を感じさせるこのニュースに、心を動かされた方も多いのではないでしょうか。
「華やかさ」よりも「静けさ」が似合う人
中村七之助さんは、言わずと知れた十八代目・中村勘三郎さんの息子。
幼い頃から舞台に立ち(ドキュメンタリーで、幼いころの六代目・中村勘九郎さんと七之助さんの可愛らしい姿を見た人も多かったでしょう)、注目を集め続けた人生。浮名も多く、過去には女優のトリンドル玲奈さんとの噂や、一般女性とのお泊まり報道もありました。けれどもどれも結婚には至らず、「一体、どんな女性と添い遂げるのだろう」と思っていた方も多いかもしれません。
そんな中での、元芸妓とのご縁。
調べたところ、幕末好きの歴女でお三味線の名取宮川町・とし真菜さん。30代半ばで、透き通るほどの美肌でスタイル抜群の方。スラリとした七之助さんと並んだ姿はさながら浮世絵から抜き出たようでしょうね。昨年11月で芸妓は引退されたとのこと。現在はインスタなどは消されているよう。
彼女は、芸の道に生きる女性。芯のある美しさと品を持った方。
実家に挨拶し、七之助さんの母である波野好江さんとも良い関係を築いていたとのこと。芸の世界で育った七之助さんにとって、共に歩める“静かな強さ”を持つ人だったのかもしれません。
「選ばれる」ということ
芸妓の世界は、表舞台に立つためだけではなく、人としての所作や心遣い、美意識を徹底的に磨かれる世界。
一見華やかに見えて、実はとても厳しく、ストイックな世界です。だからこそ、梨園という伝統の重みを背負う家庭に迎え入れられるだけの「確かさ」が、そこにはあったのだと感じます。
今の時代、「結婚は自由で個人の価値観」と言われる一方で、どこかで「安心できる人」「信頼できる人」が求められるのもまた事実。
この結婚は、そんな“目立たないけれど確かな人”が選ばれた、象徴的な出来事のように思えます。
まとめ:本物の「縁」は、静かにやってくる
大恋愛でもなく、ドラマティックでもない。
でも確かに“この人と生きていこう”と思える相手との縁は、いつも静かにやってくるものかもしれません。
5月には「新緑歌舞伎特別公演2025」全国十六か所を回る、6月には「六月博多座大歌舞伎」と大忙しの七之助さん。奥様のお披露目はいつになるのでしょうか?
コメント